立川からしだね教会
日本キリスト教団 西東京教区
立川の小さな教会
立川駅徒歩10分
立川からしだね教会は、日本基督教団・西東京教区の開拓伝道のヴィジョンから生まれた教会(プロテスタント)です。
毎週日曜には、午前10:30からの朝礼拝の他に、西東京教区が主催する夕方5:30からの夕礼拝が行われます。朝礼拝の説教は立川からしだね伝道所の道家牧師が行い、夕礼拝の説教は西東京教区内の各教会の牧師が持ち回りで行っています。
また、祈禱会や聖書研究会、牧師面談日などの時間を設け、立川の地にイエス・キリストの福音を伝える場となっております。
教会についてキリスト教は救いの宗教です。しかしそれは、単なる“お助け”とは違います。キリストが語り示される救いとわたしたちが思い描く救いとはしばしば異なっています。主イエスは、救い主としてエルサレムへ入城されました。そのとき勇ましい軍馬のいななきと共にではなく、ろばの子にまたがって入城なさいました。しかしその滑稽さに気づく者は一人もいませんでした。人々は熱狂的に主イエスを迎えます。世の権力や都合によって救いが実現するのではなく神のなさりよう(十字架と復活という愛の業)によってのみ救いは実現するのです。
わたしたちは“無駄”を好みません。合理的で計算し尽くされた人生や世界を望んで来ました。しかしながら、ここ最近の状況の中で、それは果たして正解なのだろうかと疑問が生じています。懸命に計算し尽くして築き上げたものが一瞬のうちに崩れ去る経験をさせられています。格別、コロナ感染症は人間の力のなさを如実に表しています。ここに登場する女性は一瞬のうちに1年分の賃金にあたる純粋で高価な香油を主のために使ってしまいました。それは世の何ものにも代えられない主への愛のゆえです。主はその信仰を顧みられます。
最初のクリスマスに、東方の博士(占星術の学者)らが星に導かれてエルサレムへ着きました。東方の生活が嫌になったからではありません。救いの星を見てしまったからです。神の救いは知っているだけでは見出せません。“救いのしるし”に気づくことです。「そのときだ」と信じて行動を起こすことです。博士らは、御子の誕生に出会って救いを得ました。そのとき、黄金、乳香、没薬をささげます。キリストに出会った者はこれまで支えて来たものを一度捨てて、再び、キリストの名によって一つひとつ拾い直す、新しい人生を歩み始めます。